お刺身のつまに添えてあるかいわれ大根のような形をした小さな赤紫色の葉っぱは?
お刺身には、小さい赤い葉っぱが添えてあります。お刺身のつまに添えてある赤紫色の葉っぱ小さい赤紫色の葉っぱは蓼(タデ)という植物です。
蓼という葉っぱが添えてあるのは何か意味があるのでしょうか?
赤紫色の葉っぱの蓼、お刺身の彩りのためだけにあるのではなくて、お刺身との相性が良いからだそうです。
お刺身を食べるときは、お刺身のつまも一緒に食べるので、タデの少しピリッとした心地よい味わいが好きですね。
お刺身のつまに蓼が添えてあるのは意味があるのです。
お刺身のつまの一つ、蓼(タデ)について調べてみました。
お刺身の蓼(たで)とは?
蓼について、蓼とは、どんな植物
タデ科タデ属の草木を指します。蓼は川沿いや湿地などに生えていて、蓼の種類も豊富です。
蓼はヤナギタデ、ベニタデ、アオタデ、ホソバタデ、イヌタデなどのほか種類は数多くあります。
「蓼食う虫も好き好き」ということわざは有名ですが、蓼からきています。
蓼はピリッとした苦みがある蓼、ピリッと苦みがある蓼を食べる虫もいます。
お刺身のつまでよく使われるのはベニタデでヤナギタデの変種です。
鮮やかな紅色の刺身のつま、ベニタデの食べ方
お刺身のつまに添えてあるベニタデは、脇役でも役に立つ植物です。
ベニタデは本葉が出る前の若い芽を摘んだものです。
ベニタデの味のピリッとした辛みが、お刺身の味わいを引き立てるようです。
ベニタデの鮮やかな赤紫色の葉っぱは料理を彩りを添え、ベニタデの葉っぱや茎には特有の香りや辛みがあり、食感や風味が味わえます。
お刺身に食用菊、わさびとともにベニタデを食べると香りと風味が感じられて美味しいです。
ヤナギタデのタデ酢
タデ酢は鮎料理に使われる合わせ酢、鮎の塩焼きとともに添えてある合わせ酢、ヤナギタデを使っているタデ酢と呼ばれる酢です。
苦みがあるさっぱり感が鮎の塩焼きの味わいです。
蓼の辛味成分は
ベニタデの香りや辛みがあることで食欲をそそるのです。
辛みの成分はタデオールといわれているもので、食欲促進作用があります。
ベニタデのもつ抗菌作用、お刺身は生ものですので、食あたりなどにはベニタデの辛味成分は有用な成分と言えます。
お刺身のつまにのベニタデは、ベニタデの持つ殺菌、抗菌作用により食あたりなどの予防に役立っています。
ベニタデには栄養があるの?
ベニタデの栄養成分
食用や薬用で使われたタデですが、ベニタデの葉っぱは小さいですので、
「小さいベニタデに栄養はあるの?」と思うかもしれませんね。
ベニタデに含まれる栄養成分は食物繊維、カリウム、ビタミンC、カルシウム、タンニンなどが含まれます。ビタミンCは豊富に含まれています。
ベニタデにはポリフェノールも多く含まれていて抗酸化性もあると言われます。
中国では解毒や虫よけとしても使われ、ヨーロッパでは利尿、下痢止めなどに利用されていたとされます。
蓼のことわざや言葉は?蓼食う虫はどんな虫
蓼酢でもいけぬ奴、蓼食う虫も好き好き
蓼について調べてみると面白い言葉が多いような気がします。
蓼酢でもいけぬ奴とは?
食えない奴、扱いにくい人という意味。
蓼食う虫も好き好き
蓼を好んで食べる虫がいるように、人の好みはいろいろという意味。
蓼を食べる蓼食う虫とは蓼虫、ハムシ科ホタルハムシの甲虫です。
お刺身のつまに添えてある赤紫色の葉っぱ、について調べてみました。