エアコンからゴキブリが出てくるというのは、驚くべき事実ですが、実際に起こり得る現象です。
エアコンの内部やその周辺は、ゴキブリが好む暖かく湿度の高い環境を提供することが多いため、これらの害虫が侵入しやすくなっています。この記事では、なぜエアコンがゴキブリの隠れ家になりやすいのか、そして、この問題を防ぐための具体的な対策について詳しく解説していきます。
エアコンからゴキブリが出てくるというのは嘘ではなく本当!?
エアコンのあたりで何か音がした…?と思い、ふとそちらに視線をやってみたところ、そこには黒くて素早くて、やたらと存在感のある、大嫌いなアレが…
そう、エアコンからゴキブリが出てくる、というのは実際に起こりうることなのです。
なぜゴキブリがエアコンから出てくるのか?
エアコンの室外機と室内機は太いパイプで繋がっていますが、その中には冷媒ガスが循環しているだけで、屋外と屋内を直接通じているわけではありません。ですので、ゴキブリが室外機を通じて室内機に入ってくる可能性は低いのです。
しかし、エアコンにはもう一つ盲点があります。それはドレンホースです。ドレンホースはエアコンが室内の空気を冷やした際に生じた結露水を室外に排出するためのもので、このホースを通じてゴキブリやその他の害虫がエアコン内に侵入することがあるのです。
エアコンからゴキブリが落ちてきた時にまず確認すべきこと
ゴキブリがエアコンから出てきた場合、まず確認すべきなのはドレンホースです。ドレンホースの端にネットやフィルターを設置して、虫の侵入を防ぐ対策を取ることが重要です。
また、エアコンの定期的なメンテナンスも大切です。特に夏場や湿度が高い季節はゴキブリが活発になるため、エアコンの点検やクリーニングを怠らないようにしましょう。
万が一、室外機に破損がある場合には、すぐに専門業者に点検を依頼することをおすすめします。エアコンの機能低下や故障の原因にもなりかねないため、早めの対応が肝心です。
エアコンの配管周辺のチェックポイント
まず、エアコンの配管が壁を通る部分のパテに隙間がないか確認しましょう。
エアコンを設置する際、室外機と室内機を繋ぐために壁に大きな穴が開けられます。この穴は、エアコンを設置していない場合にはパテやキャップで塞がれていますが、設置時には配管を通すために再度パテで埋められます。
しかし、このパテは長年使用するうちに劣化してひび割れが生じ、隙間ができることがあります。この隙間からゴキブリなどの害虫が侵入する可能性があるため、まずはこの部分を確認してください。
もしパテにひび割れや隙間が見られた場合は、専門業者に修理を依頼するか、自分でホームセンターで購入したパテで隙間を埋めて対策することができます。
室外機の設備の確認
次に、室外機の設備を確認します。特に配管に亀裂や破損がないかをチェックしましょう。通常、配管に問題があることは少ないですが、絶対にないとは言い切れません。目視では確認しづらい場合もあるため、異常が見られた場合には専門業者に点検を依頼するのが良いでしょう。
ドレンホースの確認
最後に、ドレンホースを確認します。ドレンホースは室内機の結露水を排出するためのホースで、ここがゴキブリの侵入経路になることがあります。ホースの先が地面に触れていたり、何の処置もされていない場合、虫が侵入しやすくなります。
ドレンホースの先には細かいネットやキャップを取り付けて、虫の侵入を防ぐことができます。特にキッチンシンク用の水切りネットを使用すると簡単で効果的です。ネットやゴムバンドは定期的に交換することをおすすめします。
また、100円ショップやホームセンターで購入できるキャップも効果的です。ホースの先にキャップを取り付けるだけで、虫の侵入を防ぐことができます。
まとめ
エアコンのゴキブリ対策には、配管周辺のパテの確認、室外機の設備の点検、ドレンホースの処置が有効です。これらを定期的にチェックし、適切に対策することで、ゴキブリの侵入を防ぐことができます。