ホーロー鍋を使用する際に避けるべきことがあります。
ホーロー鍋を普通の鍋と同じように扱っていませんか?
金属製の鍋と同様に、空焚きをしてしまうと、鍋の寿命を短くしてしまう可能性があります。
これを防ぐためには、ホーロー鍋の特性を理解しておくことが重要です。
ホーロー鍋を使用する際に避けるべき行動は、以下の7つあります。
これらの7つを守れば、安心です!
以下では、ホーロー鍋の適切な使用方法や、特徴、焦げついた際の対処法などについて紹介します。
ホーロー鍋の使用時に避けるべきポイントをいくつか紹介します。
絶対に空焚きしないでください。
これは最も重要です。空焚きすると、ホーロー鍋のガラス面にヒビが入ったり割れたりする可能性があります。その結果、内側の金属面が露出してしまい、鍋としての機能が失われます。
熱いうちに冷水をかけないでください。
ホーロー鍋はガラスでコーティングされているため、急激な温度変化に弱いです。最悪の場合、ガラスが割れて金属部分が露出し、サビが発生する可能性があります。
炒めものには使わないでください。
ホーロー鍋では炒めものを行うと、鍋の表面温度に差が生じ、傷が付きやすくなります。炒める際は、他の鍋やフライパンを使用しましょう。
クレンザーや金属タワシを使わないでください。
焦げ付いたり頑固な汚れを落としたいときに、クレンザーや金属タワシを使うのは避けましょう。これらはガラス面を傷つけ、鍋を破損させる恐れがあります。
金属製の調理器具は避けてください。
煮物を作る際には、金属製の調理器具を使用しないでください。金属が鍋に傷を付ける可能性があるため、木製やシリコン製のものを使用しましょう。
落としたり衝撃を与えないでください。
ホーロー鍋はガラスでコーティングされているため、衝撃に弱いです。優しく扱いましょう。
電子レンジで使用しないでください。
ホーロー鍋は表面が金属ではなくても、内部に金属が含まれています。そのため、電子レンジで使用しないでください。また、オーブンやIH調理器具でも使用制限がある場合があります。使用する前に注意書きをよく読んでください。
ホーロー鍋の特性について、以下の点を紹介します。
ホーロー鍋は、金属(鉄やアルミなど)にガラスを高温でコーティングしたものです。通常の金属製鍋とは異なる特徴があります。その長所と短所を見ていきましょう。
長所
熱伝導率が高く、焦げ付きにくい。
密閉性が高く、保温効果が優れています。
遠赤外線効果があり、素材全体に熱が均等に伝わりやすい。
ガラスでコーティングされているため、錆びにくい。
短所
鍋自体が重く、扱いにくい。
ガラス製なので強度が低く、急激な温度変化に弱い。
比較的高価です。
ホーロー鍋が焦げ付いた場合の対処方法は以下の通りです。
焦げ付いた部分に水を入れ、重曹を加えて溶かします(1リットルの水に大さじ1杯程度)。
中火で沸騰させます。
沸騰後は火を止め、冷めるまで待ちます(最良は一晩寝かせること)。
お湯を捨て、柔らかいスポンジで洗います。頑固な焦げ付きは繰り返して行います。専用の洗剤も利用できます。
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ホーロー鍋の手入れ方法についても以下の点に留意します。
洗った後はしっかり乾かしておくこと(錆びる可能性があります)。
食器洗浄機を使用する場合は、鍋だけで洗浄すること(他の食器との接触で傷つく恐れがあります)。
漂白剤は使用しないでください。
ホーロー鍋を使って作る料理は、素材の味を活かした美味しいものになります。
正しい手入れと使い方をすれば、ホーロー鍋は長く愛用でき、家族が集まって楽しい食事を共にする良き道具となります。