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おせち料理の意味、由来、中身の具材には意味がある!?

投稿日:2018年12月7日 更新日:

おせち料理の意味、由来、中身の具材には意味がある!?

師走の12月に入った途端、気分的にとても気ぜわしくなります。

新年を迎える準備のため、おせち料理を作るご家庭も多いでしょう。最近ではネット通販が普及しているのでおせち料理をネットで購入する人も多いのではないでしょうか。

正月定番のおせち料理にはいろんな食材が詰め込まれていますが、そんなおせち料理について調べてみました。

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おせち料理の歴史、由来は

普段、洋食を食べる人もお正月3が日のこの日ばかりははおせち料理を食べることが多いでしょう。

おせち料理の由来は、季節の変わり目に豊作などに感謝して節句に年神様にお供えをするお節料理でした。

年に何回かある節句の中でもお正月はもっとも重要な節句です。

おせち料理はお正月に限定した料理に限定するようになりました。

おせち料理を食べる期間は松の内の間に食べる料理でしたが、今では正月3が日が通例となっています。

おせち料理はいつ食べるの?

おせち料理は元旦に食べるものと思っている方もいらっしゃると思います。

もともとおせち料理は季節の変わり目の「節句」に食べる料理でした。

やがて大晦日の年越しの時に食べるようになり、今では、お正月限定の料理になっていったようです。

北海道の一部では大晦日と一緒におせち料理を食べる習慣があるといわれています。今でも北海道と東北一部地域で残っているようです。

 

おせち料理の中身の意味は

新年の始まりに、家族がそろっておせち料理を食べながら語り合うのも楽しいものです。

おせち料理は、年末に作るため、日持ちのする食材を使用しています。

正月3が日はお母さんがゆっくり休めるようにとの意味合いで日持ちのする食材になっています。

さて、お正月にいただくおせち料理ですが、おせち料理の具材や中身に決まりがあるのでしょうか。

おせち料理の中身は重箱によって区分けされています。

・一の重 口取り  かまぼこ、きんとん、伊達巻など
・二の重 焼き物  ブリの照り焼き、イカの松風焼など
・三の重 煮物   蓮根、里芋、高野豆腐など
・四の重 酢の物  紅白なます、酢レンコンなど

おせち料理は基本4段で、上記のような料理を入れるのが習わしです

さらに五の重を用意するところもあります。

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おせち料理の食材、中身は意味がある。

おせち料理はおせちの食材にも意味があります。おせち料理は縁起を担いだ食材でできています。

おせち料理にはいろんな料理がいろいろな料理が詰め合わせされていますが、それぞれの具材の中身には意味があります。

数の子

おせち料理の定番といえる具材「数の子」。
数の子のニシンの子なのですが、魚卵の数が多いことから子孫繫栄を願う縁起の良いとされています。

黒豆
黒というと縁起が良くないようにと思いますが、黒豆には邪気を払い真っ黒になるまでマメに働けるようにとの意味が込められています。
マメに働く、元気に過ごせるようにという意味です。

かまぼこ
おせちの定番で手軽に食べることができるかまぼこです。かまぼこの紅白の色がおめでたい気分になります。かまぼこの形が初日の出を表現しているようです。赤は魔よけやよろこび、白が神聖を表現しているとされます。

れんこん
れんこんには穴が複数空いていることから「見通しがきく」と考えられています。

紅白なます
にんじんを紅色、大根が白のなます。なますの色が紅白で祝い袋の水引に似ていることからおめでたいとされています。

ぶりの照り焼き
ぶりは生長するたびに名前が変わる出世魚、出世を願う意味があります。

鯛の塩焼き
鯛はめでたい魚として縁起ものです。

ごまめ
乾燥させたいわしの稚魚を砂糖醤油などで甘辛く煮詰めた料理です。昔はイワシのきざんだものを田んぼの肥料につかっていたことから、豊作を願う意味が込められています。

えび
えびの姿は丸くなっています。
腰が曲がるまで長生きができるようにとのことです。えびの見た目は実が赤いことから魔よけや縁起物の意味もあります。

金柑(きんかん)
金柑の漢字を見れば当て字として「金冠」とあてることもできます。何か縁起がよさそうな食材ですが、金運アップの思いがあります。

ごぼう
ごぼうは大地にしっかりと根を張ります。家族の土台や稼業や土地にしっかりと根ずく意味があります。

昆布巻き
昆布の「よろこぶ」の語呂合わせや、昆布「子生」から連想すると子宝を願う意味もあるようです。

栗きんとん
「きんとん」を漢字で書くと「金団」になることから金銀財宝、金運が良くなる思いがある食材です。

くわい
私事ですが、「くわいは縁起がいいから食べなさい」よくいわれた思い出があります。くわいには大きな芽が出ていますが、おおきな芽が立身出世を願いがあります。

里芋
種芋を植えると子芋が多くつくことから子宝を願う食材です。

筑前煮、煮しめ
さまざまな具材を一緒に煮込む筑前煮、家族仲良く結ばれることを願う意味があります。

以上カンタンにおせち料理について調べてみました。

おせち料理の食材にはいろんな意味や願いが込められています。

昔の人がおせち料理に込めた意味や願いは大変興味深いものです。

お正月におせち料理で家族でだんらんは楽しいひと時です。

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