鏡餅は、お正月の歳神様へのお供え物で、今年1年間無病息災で過ごせるように祈願する縁起物です。
鏡餅は、まあるいお餅に、みかんのような果物の橙、半紙、裏白、こんぶ、干し柿などが飾られています。
お正月の鏡餅の裏白の意味とは
鏡餅には、シダのような植物が飾られています。鏡餅に飾られている植物は裏白(ウラジロ)です。
ウラジロ(裏白)はウラジロ科の常緑性多年草の大形のシダ植物です。
裏白は葉の裏が白いことから裏白と言われています。
葉の裏が白い事は、裏に持つ心に暗いことがなく潔白の意味を持ち、対に分かれている2枚の葉っぱが夫婦仲よく白髪になるまで幸せに暮らせますようにとの願いが込められているようです。
鏡餅に飾る裏白には向きがある?使い方は?
鏡餅に飾る裏白の葉は、表は緑色をしていますが裏は白い色をしています。お正月に鏡餅に飾る裏白はどのように飾れば良いのでしょうか?
鏡餅に飾る裏白は、地域ごとに違いもあり特に決まりはないようですが、裏白の白い色の裏面を上にして飾ることが多いようです。
白い裏面を上にしているのは裏表がない気持ちを表していると言われています。
裏白の置き方、向きは漢字の八の字のように末広がりに置くことで縁起が良いと言われています。
お正月の鏡餅に干し柿を飾る理由は
柿の木は長寿の木で縁起が良いと言われています。
柿は幸せを“かき”集めるということで柿を「嘉来」と書き「幸せがやって来る」という意味があると言われています。
また、干し柿を食べると種が入っていることから、子宝に恵まれるという意味も込められているようです。
鏡餅になぜこんぶを飾る?
お正月のおせち料理には、よくこんぶが入っていることが多いですがどんな意味があるのでしょうか?
こんぶはよろこぶという縁起が良い食べ物です。
「子生婦」とも書き、子孫繁栄を表します。
こんぶは昔「広布(ひろめ)」と言われ「慶びをひろめる」となり、また同じく別称の「恵比須目(えびすめ)」は七福神の恵比寿様を連想する、大変めでたい縁起物です。
お正月の鏡餅の裏白の意味とは
鏡餅に飾る裏白には向きがある?使い方は?
お正月の鏡餅に干し柿を飾る理由は
鏡餅になぜこんぶを飾る? について調べてみました。
裏白、干し柿、こんぶにはいろんな意味が込められている縁起物です。
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