日本古来の風習で、お正月に家庭や職場などで鏡餅を飾ることがあります。
鏡餅を飾るのは、歳神様に鏡餅をお供えして、無病息災を祈願するものです。鏡餅には、葉付きのみかん、干し柿など、いろんなモノが飾られています。
鏡餅の上には、なぜか葉付きのミカンらしきモノが飾られています。
なぜ、鏡餅の上には葉付きのミカンらしきモノが飾られているのでしょうか?鏡餅の上にミカンが飾られる意味があるのでしょうか?
日本のお正月には、鏡餅の上に果物を飾る習慣がありますが、特に「橙(だいだい)」を置くことが一般的です。多くの人がミカンと間違えることもありますが、橙とは異なる種類の柑橘類で、その名前には「代々」という意味が込められています。この記事では、お正月の鏡餅に橙を飾る背後にある意味や理由を探ります。橙がどのようにしてお正月の伝統に組み込まれ、どんな願いが込められているのかを詳しく解説し、日本の文化的な背景を深く理解する手助けをします。
鏡餅の上に飾られているミカンらしきモノについて調べてみました。
正月飾りにみかんの理由は、意味は、上にのっているのはみかんじゃない!
鏡餅に飾るのは、みかんじゃない?みかんの代用は、橙(ダイダイ)です。
鏡餅には、お餅の上の部分に葉付きのみかんが飾られています。なぜ、鏡餅にみかんが飾られるのでしょうか?
鏡餅の上の部分に載っているのは、みかんではなく橙(ダイダイ)というみかんと同じ柑橘系の果物です。
鏡餅に橙を乗せるのは、末代まで「代代」栄えるという願いと縁起のモノの意味があるようです。
橙の名前からして、代々という言葉からわかる通り縁起の良い果物とされ、鏡餅などの正月の飾りに用いられるようです。

鏡餅にみかんの葉っぱがついているのは
鏡餅には飾らーれている葉っぱ付きのミカンは、橙(ダイダイ)です。
橙は冬が過ぎても実が落ちない果実です。
橙の青い実が冬になって赤味を帯びて黄色に熟した後も、落ちずに枝についたままで、翌夏には緑色の実に戻って、実は4~5年以上落果しないようです。
橙は、枝についたまま夏には緑色の生まれたような実に戻るので、橙は代々の繁栄を願うものです。
鏡餅のみかんは食べる、橙は食べる
鏡餅のみかんは食べるの?鏡餅の上に飾られている果実は橙(ダイダイ)です。
橙はミカン科ミカン属ですが、橙の味は酸味と苦みがあるので、みかんのように直接食べるのには向かない果物です。
橙にはビタミンCやビタミンE、クエン酸などカラダに良いとされる栄養成分を含まれています。
橙の果汁を絞り、お湯で割って頂いても良いですが、すっぱい時はハチミツを入れると美味しく召し上がれます。
橙はマーマレードジャムにしたら美味しいようです。
また、橙はゆずのようにお風呂に入れて、橙風呂でお風呂を楽しむこともできます。
お正月の鏡餅には歳神様が宿ると言われています。
その鏡餅に飾られていた橙を、燃えるゴミと一緒に捨てるのは罰が当たりなように思われることでしょう。
橙などの正月飾りは、神社などのどんど焼き(左義長)でお焚き上げしてもらうとよいのではないでしょうか。
また、ゴミとして出す場合は、半紙に包み御塩を少し入れ、感謝の念をもって捨てる事になるでしょう。
鏡餅のみかんにカビが付いたら
お正月に飾った鏡餅のみかん(橙)にカビが付かないようしたいものです。
ミカンにカビが付いたら、取り替えてあげても問題ないようですので取り替えてあげましょう。
カビが鏡餅にまでついたら大変ですからね。
正月飾りにみかんの理由は、意味は、みかんじゃない!
鏡餅に飾るのはみかんじゃない?みかんの代用は橙(ダイダイ)です。
鏡餅のみかんは食べる、橙は食べる?
鏡餅のみかんにカビが付いたらどうする?
について調べてみました。
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お正月の鏡餅に飾られる果物としてよく見られる「橙(だいだい)」は、ミカンと似ていますが、異なる種類の柑橘類です。
橙を鏡餅に用いる理由は、その名前が「代々」と発音されることから、家族が代々続く、すなわち子孫繁栄と長寿を願う象徴とされています。
また、橙は非常に長持ちする果物であるため、恒久性や持続する幸福を象徴するとも考えられています。このように、お正月の鏡餅に橙を飾る習慣には、家族の幸福と繁栄を願う深い意味が込められており、日本の伝統的な価値観と希望を表しています。