二十四節気第9節気は芒種です。
芒種はあまり馴染みがなく聞きなれない言葉かもしれませんが、芒種にはどんな意味があるのでしょうか。
芒種は二十四節気第9節気になります。
立夏 ➡ 小満 ➡ 芒種
芒種は新暦では六月六日ごろから六月二十日の夏至までの期間をさします。
芒種の芒とは、芒種の意味
芒種の芒、芒は稲、麦という芒(のぎ)のある作物の種をまく時期から芒種と言われます。
芒種は太陽の黄経が七十五度になる時刻を含む日で、新暦では六月六日ごろにあたります。
芒種の時期、昔は田植えの時期です。
芒種の「芒」は「のぎ」と訓読みし「禾」とも書きます。
「芒」を使った言葉はあまりみることはありませんが、
「芒然(ぼうぜん)」は疲れてぼんやりした様子を表す言葉です。
「芒」を使った言葉として、イネ科の穀物にある刺(とげ)のような突起のことを「芒刺(ぼうし)」と言われます。
昔は「芒種」の時期にはイネや麦などの種まきに適した時期でした。
最近では脱穀したコメしかみることははありませんので「芒刺(ぼうし)」をイメージしずらいかもしれません。
芒種とは、芒のある稲などの穀物の種を水田や畑にまくころをさした農事の言葉をさします。
田植えの時期は農業ハウスと温床などで早く丈夫な苗を育てる技術が広まったため今では早い時期に行われますが、昔の田植えは六月上旬に行われていました。
芒種のころは、七十二候によると
「蟷螂(とうろう、かまきりのこと)が生まれ」
「腐った草がほたるになり」
「梅の実が黄ばんで熟す」
「腐った草がほたるになり」とは腐った草が蛍になることはなく、江戸時代前期には腐った草が本当にほたるになると信じられていたとのことです。電気がない江戸時代ではなかなか空想的な表現ですね。
芒種の候
お手紙などでは季節を表す言葉の時候の挨拶として、芒種の候になります。
お手紙の季節の挨拶としての例文として、
拝啓 芒種の候いかがお過ごしでしょうか
ですね。
芒種の候は季節感がある言葉ですが、あまりなじみがない季節を表す言葉なので
「芒種とはいつを表す言葉なのか」オヤッと考えてしまいそうですね。
芒種のころの食材、食べ物は
芒種のころになるとスーパーや八百屋さんなどには青い梅の実が店頭に並ぶころです。
また、野菜、果物では、大葉、みょうが、トマト
魚貝類ではスズキなどが芒種のころに旬迎える食べ物です。
芒種について意味、食べ物などを調べてみました。
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