日本には、季節を表す言葉がたくさんあります。
季節の言葉は日常生活に季節感を与えてくれます。
また、季節を表す言葉には日常生活においてお手紙などの挨拶としても使われます。
二十四節気、穀雨の次は
二十四節気、第7節は立夏(立夏)になります。
清明 ➡ 穀雨 ➡ 立夏
立夏とは
立夏とは夏の始まりとされています。
立夏は太陽の黄経(こうけい)が四五度になった時刻を含めた日をいいます。
立夏は夏の始まりで、この日から立秋(八月八日ごろ)の前日までが夏の季節で、新暦では五月六日ごろになります。
五月六日はまだ夏という感じではない時期ですが、
立夏のころはゴールデンウイークも終わりこれから暑くなっていく季節です。
立夏とはいえ、真夏の暑い日差しではなくまだまだ過ごしやすい心地よい季節です。
日本では、立夏のあとには梅雨の季節になります。
立夏といっても夏到来にはまだまだという感じですね。
立夏の季節感を感じるこの時期は
水田に水が引かれてカエルが鳴きはじめるころであり、
温かくなってきてミミズが地上にでてきて畑をほぐしてくれたり
冬眠から覚めた虫が活動したり
タケノコが生えたり、ウリが実りはじめる季節です。
日本列島は南北に長いので、沖縄ではすでに海開きが始まるようですが、北海道などの北国では桜が咲き始める季節です。
時候の挨拶、立夏の候
お手紙を出すときの季節の言葉として
季節ごとの気候や天候に合わせた挨拶文、立夏の候を時候の挨拶として使うことができます。
拝啓 立夏の候、いかがお過ごしでしょうか(例文)
などで挨拶文を書くことがありますが、立夏の候は五月六日ごろから五月二一日のころまでです。
立夏のころの旬の食べ物は
季節には旬の食べ物がありますが、
立夏のころの旬の食べ物は
タケノコ
たまねぎ
ルッコラ
そらまめ
マアジ
イワナなどが旬の食材です。
新玉ねぎやタケノコなどでは立夏のころ、スーパーマーケットや八百屋さんに並んでいるのを見かけることがあります。
立夏とは言え五月なのですが、季節の言葉にはいろんな意味があり興味深いですね。