天気予報で「寒の戻り」という言葉を聞いたことがあると思います。
「寒の戻り」とは何でしょうか?
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一般的に春は一気に訪れるのではなく、冬から寒暖を繰り返しながら徐々に暖かくなっていきます。
気温が暖かくなったと思っていたら一時的に寒くなることがあります。寒の戻り(かんのもどり)といいます。
寒の戻りについて
寒の戻りの意味
寒の戻りの時期 などについて調べてみました。
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寒の戻りの意味は
季節が冬から春に向かっているのに寒さがぶり返すことがあります。
季節は春に向かっているはずなのになぜ、寒さがぶり返すのでしょうか?
寒さがぶり返すことを「寒の戻り」といいます。
「寒の戻り」とは文字に表すと「寒さが戻る」という意味です。
「寒の入り」という言葉を聞いたことがあると思います。
二十四節気では寒の入りとは小寒、大寒で、1月6日ごろから2月3日の節分で寒の入りが1年で最も寒い時期とされています。この時期の寒さはたまらないくらい寒いです。
節分が終わると二十四節気では春の季節になります。二十四節気では、「立春」、立春を境目にしてだんだんと寒さが和らいでいくとされています。しかし、立春を過ぎても「寒の戻り」でまだまだ寒さがぶり返すことがよくあります。
天気予報でもよく、寒の戻りという言葉が使われますが、寒の戻りの時期は3月から4月ごろです。
寒の戻りはなぜ起こる?
寒の戻りが起こる要因は、移動性高気圧が発達したり、日本列島南岸に低気圧があるときにおこりやすいと言われています。大陸からの移動性高気圧が乾燥した寒気団となって日本列島に近づいてくることがあります。
移動性高気圧では、放射冷却による冷え込みが強くなり、朝方や夕方に寒さを感じます。また、低気圧が南の海上を東進するときは、冷たい北風が吹いたり時雨が降ったりすることもあります。
花見の時期でもあるにもかかわらずとても寒く感じたりして、夜桜のお花見で厚着が必要なほど冷え込むことがあります。
花冷えとも言われますが、寒の戻りと言われます。
以上、寒の戻りについて調べてみました。
寒の戻りとは、立春以降3月から4月ごろに寒さがぶり返すことです。
寒の戻りが起こる原因は、春の移動性高気圧が発達したり、日本列島南岸に低気圧があるときにおこりやすいとされています。
寒い冬から春の季節には、春の暖かさも一進一退で春に向かっていきます。