二十四節気第21節気は大雪(たいせつ)です。
大雪とは、雪が降りだすころで、山沿いでは雪が降り、平地でも雪が降る所もあります。大雪の時期はこれから本格的に寒くなってくる季節です。
立冬 ➡ 小雪 ➡ 大雪です。
大雪とは、意味は
大雪とは、太陽の黄経が二百五十五度に達する時刻を含む日です。
冬の始まりは立冬ですが、大雪は立冬後三十日で冬至までの季節です。
大雪の新暦は12月8日ごろになります。
12月上旬の頃は、コートも必要なほど寒くなり、寒さも本格的になってきてます。
よく、冬になるとお天気予報では西高東低の冬型の気圧配置という言葉をよく聞きます。
大雪の季節は西高東低の気圧配置がおなじみとなり日本海側では大雪になることもあります。
大雪のころは年末を控えて、十二月に入ると師走で年の瀬でクリスマス、お正月の準備などでこのころはとても忙しく感じる時期です。
大雪の七十二候
大雪の七十二候では
二十四節気をさらに約5日区切りで分けた「七十二候」では、この15日間を表すのは
「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる」)」天地の気が塞がり
「熊蟄穴(くまあなにこもる)」熊蟄熊が冬眠のために穴に隠れ
「鱖魚群(さけのうおむらがる)」鮭が群がり川を遡上する の3つである。
大雪の行事は針供養
大雪の季節の行事は、針供養(はりくよう)です。
針供養とは、折れたり、曲がったり、錆などで使えなくなった縫い針を近くの神社に収める行事です。
供養の仕方は地方によって違いがありますが豆腐やこんにゃくのようなやわらかいものに針をさします。
今までお裁縫でかたい生地に何度も糸を通してきた針に最後は休んでほしいという供養の意味が込められているようです。
大雪の野菜、お魚など旬の食べ物は?
大雪の頃はとても寒いのでお鍋やおでんなどの温かい食べ物がおいしいですね。
大雪の頃の野菜
大雪の旬の野菜は、大根、長ネギ、白菜、ほうれん草などがあります。
大根
大根は1年を通して食べることができますが、大根の旬は晩秋から初冬です。大根おろしやぶり大根などに料理して食べるととても美味しいです。
大雪の頃のお魚
ぶり
ぶりは冬の代表的なお魚。冬に脂がのって旬を迎える食べ物です。お刺身、焼き魚、煮てもおいしいお魚です。
脂ののった時期ほど栄養価が高くEPA、DHAが含まれ学習能力の向上、生活習慣病に効果があるとされています。抗酸化作用があるビタミンEも含まれています。
牡蠣
冬に旬を迎える牡蠣の栄養成分はビタミン、鉄や銅などのミネラル、タウリン、グリコーゲンなどが含まれています。牡蠣は疲労回復などに効果があります。
鮭
秋から冬のころに、日本各地では川を遡上する鮭の姿が見られます。
鱈
お鍋でもおいしいお魚です。お腹いっぱいたべたことをたらふくと言いますが、真鱈のお腹が膨らんでいることからたらふくになったされます。
大雪の頃の花
シクラメン
シクラメンは大雪の頃のお花です。かがりひばなという別名がある赤いシクラメンは12月10日の誕生花です。花言葉は嫉妬。
寒椿
山茶花
山茶花と椿はとても似ている花木です。でも、花の散り方や葉っぱ、樹高などに違いがあります。
以上、大雪についてカンタンに調べてみました。
大雪の頃のころから冬本番を迎え寒くなってきます。年末も近づき忙しい時期です。
大雪の次の節気は冬至です。