お正月にお供えする鏡餅、鏡餅は、鏡開きまでにお餅にカビが生えることもあります。
カビの生えた鏡餅は食べても大丈夫なのでしょうか?
鏡餅は、縁起物なので捨てるのは気が引けるし、食べ物を捨てるのはとてももったいないですね。
でも、カビが生えた鏡餅を食べるのも抵抗があると思います。鏡餅にカビが生えると、困ったものです。
・縁起物の鏡餅にもしカビが生えたらどうする?
・鏡餅のカビは食べることができるの?
・鏡餅のカビを処分としたら捨てるの?
・鏡餅のカビ防止対策は?
縁起物の鏡餅にもしカビが生えたらどうする?
お餅にカビがはえている・・なんて。鏡餅に限らず、カビがついたお餅は食べても大丈夫なの?
お餅は、湿気、気温などカビが生える条件がそろえば、カビが生えてきます。
お供え物の鏡餅、歳神様からのおさがりをいただくので、カンタンに捨てることはできないですね。
カビが生えるのは、カビにとってお餅は水分も栄養も豊富に含まれている食品だからです。お餅はでんぷん、アミノ酸、水、脂質などでできています。
お餅につくカビの種類は、青かび、黒カビ、白カビなどおよそ20種類以上あると言われています。
カビは湿気、温度、餅に含まれている水分などいろんな条件でカビは繁殖します。
カビも人間が過ごしやすい20度から30度が最も繁殖しやすい温度です。また、経験上、餅を冷蔵庫に入れたままにしてもカビは繁殖しています。
冷蔵庫には、水分が多分含まれているので冷蔵庫に入れておけば安心なことはないです。
お餅を冷蔵庫に入れていてもお餅にカビは生えてきます。
カビは他から栄養分を摂りえれなければ生きていけないので、お餅はカビにとっては格好の食べ物と言えます。
餅のカビは食べれるか?餅のカビは大丈夫か?
鏡餅のカビは、カビを取り除いてお餅を食べるか、お餅を捨てるかになります。
お餅についたカビは、加熱しても毒は消えないと言われています。
カビの中には食べても大丈夫なカビもあるのですが、お餅をみてどんなカビが付いているのか、カビについて詳しい人しかわからないと思います。
昔はカビを取り除けば食べられると言われていましたが、近年の研究ではカビを取り除いても食べないほうがいい、と言われています。
目に見えるカビを取り除いても、内部にまで菌糸が入り込んでおり、昔はさほど害がないとされていた種類のカビも、見た目は同じでも危険なものもあるとの報告があります。
餅のカビは食べれるか?餅のカビは大丈夫か?カビの中には毒性のあるものや食中毒、発がん物質などの危険性、やめておいた方が無難です。
鏡餅を飾る時、鏡開きで食べるためには、カビ防止対策をしておくことが大切です。
鏡餅のカビを処分としたら捨てるの?
鏡開きで歳神様からのおさがりの鏡餅をいただくのですが、カビだらけで食べるのもためらう場合、どうしたら良いのでしょうか?
鏡餅は縁起物なので生ごみにポイと捨てるのは抵抗感がありますし、生ごみと一緒には捨てるのは罰が当たりそうですてられないです。
鏡餅を捨てることができないのであれば、
①自己責任でカビを削って取り除いて食べるのも一つの選択です
②カビの生えた餅は食べられないのであれば捨てる事になるでしょう。
鏡餅は、お正月に歳神様の宿る神聖なお餅ですので、捨てるのは神様に申し訳ないものです。でも、どうしてもカビのお餅が食べられないならば、お餅を捨てざる得ないかもしれませんね。
鏡餅を捨てる場合は丁寧な対応で捨てましょう。
鏡餅を捨てる方法としては、白い紙につつんで、お塩で清めて、黙とうしてから捨てましょう。どんど焼き(左義長)が近くで行われれば、どんど焼きに出してもいいでしょう。
鏡餅のカビ防止対策は?
鏡餅を12月28日にお供えして、鏡開きは1月11日です。
相当なお供えの期間があるのですが、その間に鏡餅にカビが生える可能性があります。
お餅には、カビにとって栄養も水分も含まれている食品です。
鏡餅のカビ対策としては、お餅の雑菌に触れる機会を少なくして、カビの発生のリスクを少なくすることです。
・鏡餅が雑菌に触れるリスクを少なくするため素手では触らないようにする
鏡餅を、搗く時、飾るとき、素手では触らないようにすると、雑菌に触れる機会が少なくなります。
鏡餅を触るときはビニール手袋などでお餅を触ると多少はカビの繁殖防止になるのではないでしょうか。
・鏡餅には焼酎や除菌アルコールなどでカビ防止
焼酎はアルコールが25度と含まれており、アルコールはカビの発生防止に役立ちます。
焼酎でも、ニオイが無い甲類の焼酎にしましょう。乙類の焼酎はニオイがお餅に移るので食べる時にニオイがすることもあります。
除菌アルコールは食品にかけても問題ないです。
例えば、ドーバーパストリーゼは食中毒対策にも使われる除菌アルコールです。
サトウキビ由来なので、食べ物にスプレーしても問題ないです。除菌アルコールは梅雨の時期の湿気の食中毒などにも使えます。
・鏡餅のそばにからしやわさび
からしやわさびには、アリルイソチオシアネートという成分が含まれており、アリルイソチオシアネートはカビの発生予防には有効と言われています。
半紙に包んだわさびを鏡餅と鏡餅の間に挟んだり、そばに置いたりするとカビの防止効果が期待できるようです。
縁起物の鏡餅にもしカビが生えたらどうする?
餅のカビは食べれるか?餅のカビは大丈夫か
鏡餅のカビを処分としたら捨てるの?
鏡餅のカビ防止対策は?
について調べてみました。
お正月に飾る鏡餅、カビが生えないようにして、歳神様からのおさがりを大切にして無病息災で過ごせるようにしたいものです。
最近では、真空パックアリの鏡餅もあります。