食べて・浴びて・塗って使う!よもぎの万能な活用法まとめ

食べ物

春の訪れとともに芽吹く「よもぎ(蓬)」は、古くから日本の暮らしに根ざしてきた野草のひとつです。草餅などの食材としてなじみのあるよもぎですが、実はそれだけではありません。薬草としての歴史も深く、入浴やスキンケア、さらにはリラックス効果のある香りとしても幅広く活用されています。

自然の恵みを生かしたい方や、肌や体にやさしい暮らしを目指す方にとって、よもぎはとても心強い存在です。この記事では、「食べて・浴びて・塗って使う!」をキーワードに、よもぎの多彩な使い方をわかりやすくご紹介します。昔ながらの知恵と現代のライフスタイルを組み合わせた、よもぎの魅力をぜひ再発見してみてください。

身近な薬草「よもぎ」の使い方まとめ

食べる・塗る・香る…昔から親しまれてきた自然の恵みを暮らしに取り入れる



春になると野山や道端にやわらかい若芽をのばす「よもぎ(蓬)」は、古くから日本人の暮らしに寄り添ってきた野草のひとつです。草餅の材料としてなじみ深い一方で、薬草としての歴史も長く、さまざまな使い方で親しまれてきました。

ここでは、そんなよもぎの代表的な使い方を、食用・お茶・お風呂・外用・クラフトなどに分けてご紹介します。

1. よもぎを「食べて」楽しむ方法

● 草餅・団子

春によもぎの若葉を摘み、下茹でしてすりつぶし、もち米と合わせて作る草餅や団子は、昔ながらの定番。色鮮やかで香りも良く、季節の味わいとして親しまれています。

● 天ぷら・おひたし

あく抜きしたよもぎの葉を、天ぷらにして香ばしさを引き出したり、さっと茹でてポン酢やごま和えにして食べるのもおすすめです。

● よもぎ茶

乾燥させたよもぎの葉を煮出すと、ほんのりとした苦味と香ばしい風味の「よもぎ茶」に。体を温める作用があるとされ、冷え性の人やリラックスしたいときにぴったりです。

● よもぎ入り料理

パンやクッキー、うどん生地などに混ぜ込めば、ほんのりと緑色で香り豊かな仕上がりに。よもぎ粉末を使えば、より手軽に楽しめます。

2. よもぎを「浴びて」癒される方法

● よもぎ湯(よもぎ風呂)

乾燥よもぎまたはティーバッグに入れたよもぎを浴槽に浮かべて入浴する方法です。温浴効果を高めるだけでなく、肌荒れ・あせも・冷え性などの緩和に役立つとされ、昔ながらの民間療法として広く親しまれてきました。

※敏感肌の方は、事前にパッチテストを行うか、少量から試すと安心です。

3. よもぎを「塗って」使う外用法

● よもぎエキス・よもぎローション

よもぎを煮出した煮汁を冷まして化粧水代わりに使うと、肌を整える自然派スキンケアになります。市販のよもぎローションやクリームもあり、乾燥肌や肌荒れ対策に人気です。

● よもぎ石鹸

乾燥よもぎやよもぎエキスを加えた石鹸は、肌への刺激が少なく、自然な香りも魅力。洗顔やボディ用として、敏感肌の人にも好まれています。

4. よもぎを「蒸して」使う民間療法

● よもぎ蒸し(韓国発祥の温活)

よもぎの葉を煮立てて出る蒸気を下半身にあてる「よもぎ蒸し」は、韓国伝統の民間療法。冷えや女性特有の不調の緩和に役立つとされ、日本でも人気が広がっています。専用の椅子やよもぎパックを使って、自宅で手軽に試すことも可能です。

5. よもぎを「香らせて」虫除けやリラックスに

● よもぎの香りで虫除け

乾燥させたよもぎを布袋などに入れて吊るすと、虫除けや防臭効果が期待できます。押し入れや玄関、靴箱などに置けば、自然な芳香剤としても◎。

● よもぎのアロマ効果

よもぎには「シネオール」「カンファー」など、気分を落ち着かせる香り成分が含まれており、自然なリラックス作用があります。乾燥よもぎを焚いてお香代わりにする使い方も、和の癒しとして人気です。

まとめ よもぎの使い方は、暮らしをやさしく彩る知恵の宝庫

 

よもぎは、料理・お茶・お風呂・外用スキンケア・香りと、私たちの暮らしのあらゆる場面で活用できる万能な野草です。自然の力を取り入れたいとき、肌や体を整えたいとき、心を癒したいとき――そんな日常の中に、気軽に取り入れられるのがよもぎの魅力。

昔ながらの知恵を活かして、現代のライフスタイルに合った形で、よもぎを楽しんでみるのもいいかもしれませんね。


 

 

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