プラスチック容器のフタが開かない時、その原因は何でしょうか?そして、どう対処すればよいのでしょうか?
プラスチック製のフタが固く閉じてしまうことは、日常生活でしばしば遭遇する問題です。これは、フタが真空状態になる、温度変化により容器とフタが異なる速度で収縮するなど、さまざまな要因が考えられます。この記事では、プラスチック容器のフタが開かない主な理由と、それを解消するための具体的な対処法を詳しく解説します。
プラスチック容器のフタが開かない!
電子レンジの扉を開けると、プラスチック容器のフタが開かないという困難な状況に遭遇した経験はありませんか?
このような経験はよくあることです。蓋をずらして温めるように書かれていることは理解していますが、ついつい忘れがちです。
そして、フタをずらしても、なぜか温め終わった時にはしっかり閉まっていることもあります。ズレが戻ったのか!?
そんなときには、裏ワザが存在します。ぜひ試してみてください!
また、電子レンジで温めていないにもかかわらず開かない蓋や、病院でもらってきたクリームの入った蓋の開け方もご紹介します。
プラスチック容器のフタが開かない!まず、なぜフタが開かなくなるのか、その原因は主に2つ考えられます。
1. 気圧の変化!
電子レンジで加熱すると、蒸気が発生し、それが冷えると水に戻ります。これにより容器内の気圧が低くなり、外部からの圧力により蓋が固く閉じられる状態になります。
食べ物を温めると、中の水分が熱くなり、100度を超えると水蒸気に変わって容器の上部に上昇します。水蒸気は水よりも1700倍も膨張しますので、容器に収まりきらず、隙間からもれ出すことがあります。
温め終わると温度が下がり、水蒸気は水に戻り、その結果容器内の体積が減少します。このとき外部の空気により強く押され、蓋を開けるのが難しくなります。
同様の現象がホカホカの食べ物を蓋で閉じた場合にも起こります。
2. 蓋と本体の間に何かがついている!
食べ物を容器に入れる際、中身が蓋と本体の隙間にこぼれ、時間がたつとそれが接着剤のようになり、蓋と本体がくっついてしまうことがあります。
プラスチック容器の蓋の開け方!以下は、蓋が開かなくなった際の対処法として、試してほしい5つの裏技です。
1. 電子レンジで温めよう!
気圧の問題で蓋が開かない場合、電子レンジで容器を温めることで、中の気圧を元に戻すことができます。ただし、過度な加熱は扱いにくくなる原因となりますので、慎重に温め、様子を見ることがおすすめです。蓋を開ける際の熱い蒸気には注意が必要です。
2. お湯で温めよう!
気圧の問題による蓋の開かない場合、お湯をかけることで蓋が膨張し、開けやすくなります。ただし、熱い蓋には注意が必要で、タオルや鍋つかみを使用して開けることをお勧めします。湯気が隙間に入りやすいようにすると良いでしょう。
3. 容器を歪ませてみよう!
気圧の問題や蓋と本体の間に物がついている場合、上下を掴んで力を込めて潰すと、蓋と本体の隙間ができ、外部の空気が中に入って開けやすくなります。特に薄めのプラスチック容器に有効で安全です。
4. お湯につけよう!
蓋と本体の間にこびりついた物をぬるま湯で溶かす方法です。蓋と本体のつなぎ部分に湯気を当てるか、湿らせた布やキッチンペーパーで包んで使います。湯気がこびりついた物を溶かし、開けやすくなります。
5. 蓋を拭いてゴム手袋で開けよう!
病院などでもらった塗り薬の入った小さな容器が開かない場合、蓋と本体の間にクリームがついて固まっている可能性があります。アルコール綿で蓋を拭き、その後ゴム手袋を使ってしっかりとつかんで回すと、力を伝えやすくなります。開かない場合は、蓋の周りにゴムを巻くとさらに力を伝えやすくなります。
蓋が開かないトラブルを未然に防ぐ方法・・・
プラスチック容器を適切に使用しよう!
プラスチック容器の蓋が開かない!そんな時に役立つテクニックがあります。しかし、もともと蓋が開かない状況に陥らないようにすることが大切です!
そのためには、プラスチック容器の取り扱い注意事項に記載されている通り、「電子レンジを使用する際は蓋を外してください!」または「蓋をずらしてご使用ください。」を守ることです。
蓋を全く使用しないと、食べ物中の水分が逃げてしまい、料理がパサついてしまいます。蓋をずらして使用することで水分の逃げを防ぎつつ、温めた後に蓋が密着して取り外せなくなるのを防ぐことができます。
蓋をつけたままでも電子レンジで使用できるプラスチック容器も存在します!
最近では、蓋をしたまま電子レンジで使用できる商品もあります。これらは、蓋と本体の間に適切な隙間があり、蒸気が程よく逃げる仕組みが組み込まれています。
温め過ぎも蓋が開かない原因となる!
温め過ぎは蒸気を過剰に発生させ、蓋が開かなくなる原因を生み出します。また、食べ物の水分を奪って味を損ねることもあります。
最初は少量で温め、足りなければ追加するように心掛けましょう。適切な温度管理が大切です!
蓋を開けるのは、中身を利用するため。そのとき、蓋が開かないと焦ります。焦ってイライラ、、、。そんな時には、裏技を駆使してストレスを解消しましょう。
そして、今後は蓋が開かない!なんてことが起きないように
「電子レンジで使用する際はプラスチック容器の蓋を外してください!」「プラスチック容器の縁にこぼれた中身はしっかり拭き取ってから蓋を閉めましょう。