えごまとしそは、どちらもハーブの一種で、料理や健康に良いとされています。
えごまとしそは同じシソ科で見た目もそっくりなんですが、香り、味などに違いがあるのでしょうか?
(えごま)
えごまと大葉、見た目は同じような葉っぱですが、全く別の植物なんです。
えごまと大葉の違いについて調べてみました。
エゴマと大葉の違いは?
エゴマと大葉は、見た目や香りが似ているので、よく混同されることがあります。
実は両者は別の植物で、栄養や効能にも違いがあります。
(大葉)
エゴマと大葉の植物分類では何科の植物、原産地は?
エゴマと大葉は、どちらもシソ科の植物ですが、属が異なり、エゴマはエゴマ属、大葉はシソ属に分類されます。
エゴマは中国原産で、日本では江戸時代に渡来しました。大葉は日本原産で、古くから食用や薬用に使われてきました。
エゴマと大葉の見た目の違い
エゴマと大葉は、葉の形や色が似ていますが、よく見ると違いがあります。
エゴマの葉は細長くて先が尖っており、表面に毛があります。
大葉の葉は丸みがあり、表面はつるつるしています。
エゴマの葉は深緑色で、裏面に白い斑点があります。大葉の葉は明るい緑色で、裏面に紫色の筋があります。
エゴマと大葉の香りの違い
エゴマと大葉は、香りも似ていますが、微妙な違いがあります。
エゴマの香りはレモンやミントに似ており、さわやかで爽快です。
大葉の香りはバジルやオレガノに似ており、甘くてスパイシーです。
エゴマの香りは熱を加えると弱まりますが、大葉の香りは熱を加えると強まります。
エゴマと大葉の栄養や効能の違い
エゴマと大葉は、栄養や効能にも違いがあります。
エゴマにはα-リノレン酸というオメガ3系の不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、血液をサラサラにしたり、コレステロールを下げたりする効果があります。
ビタミンEやカルシウムなどの抗酸化物質も多く含まれており、老化防止や美肌効果も期待できます。
大葉にはロズマリン酸というポリフェノールが豊富に含まれており、抗菌や抗炎症の効果があります。
ビタミンAやカリウムなどのミネラルも多く含まれており、目や皮膚の健康や利尿作用も期待できます。
エゴマと大葉の使い方
エゴマと大葉は、料理に使う場合も違いがあります。
エゴマは主に種子から油を絞って使われますが、若い芽や茎も食べられます。
エゴマ油はサラダや和え物、ドレッシングなどに使われます。エゴマの芽や茎は、天ぷらや炒め物、汁物などに使われます。
大葉は主に葉を使って、刻んでおひたしや和え物、お寿司やお刺身などに添えたりします。大葉は肉や魚などの臭み消しにも効果的です。
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えごまは大葉の代わりになる?
エゴマは大葉と同じシソ科の植物で、香りや風味が似ています。
エゴマは大葉よりも苦みが強く、葉の形や色も違います。
エゴマは細長くて緑色の葉で、大葉は丸くて紫色の葉です。
エゴマは大葉が手に入らないときに、サラダや和え物などに使ってもおいしいですが、刻んでお寿司や天ぷらなどに乗せるときには、大葉の方が合うようです。
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エゴマと大葉は、見た目や香りが似ています。
実は両者は別の植物で、栄養や効能にも違いがあります。
エゴマはオメガ3系の不飽和脂肪酸やビタミンEなどの抗酸化物質が豊富で、血液サラサラや老化防止に効果的です。
大葉はロズマリン酸やビタミンAなどのポリフェノールやミネラルが豊富で、抗菌や抗炎症、目や皮膚の健康に効果的です。
料理に使う場合も、エゴマは油や芽や茎を使ってさわやかな味付けに、大葉は葉を使って甘くてスパイシーな味付けにするとよいでしょう。